大和美術工芸では、日本では昔から親しまれてきた竹を素材にして、従来に無い竹の工芸品創りを目指して制作を続けて来ております。 父より受け継いだ、真竹・虎斑竹・孟宗竹などをモザイクのように貼り仕上げていくオリジナルの特許工法を用いて 竹製の財布やバッグなどの身近に使用できる小物類、展示会にも出展する非常に繊細な机等の家具調度品を創作しています。 硬い竹を布に貼り付けて制作する小物は、竹の加工から皮布の縫合まで、店主の宮川 弘尚さんがご自身で行います。 工芸品としての品格と実際の使い勝手を意識して制作された小物は、宮川さんのセンスが光る渾身の逸品です。 材料の一つである「虎斑竹」は現在、高知県の一部でしか算出していない、美しい斑点模様が特徴の希少な竹です。 竹は加工後も生きているので、その変化も意識しながらものづくりを行なっています。 制作された品々は、使い始めは黄味がかった軽めの色合いでありながら、年月を共にし、使い込むほどに竹特有の深い飴色となり、世界にひとつだけ、あなたにしか出す事のできない色の作品へと姿を変えていきます。 皮部分が古くなればメンテナンスも可能なので、一度購入した作品は一生物のパートナーになるでしょう。 宮川 弘尚： 夏の蓮展「大日本現代美術家連盟賞」受賞、第45回新協展「東京都知事賞」受賞、 グッドデザインぐんま 「匠賞」をはじめとして様々な評価を獲得。